NGSタイプは、当社のオリジナル製品として永年にわたり各業界で一番多くご使用いただいております。中でもNGS-10型は、その特性を基に全機種に及ぶ安定した性能付加に役立った、いわば完成された普及製品であります。このNGSタイプは、特に高精度の温度処理を必要とし、処理量の比較的少ない物に適します。また、炉内温度が一目でわかるデジタル温度調節器付きで、作業性も非常に良く、抜群の温度分布を誇る機種です。なお、ご要望により炉内の処理物棚を多段式にすることも可能です。あらゆる分野でご使用いただける多用途設計になっております。
型 式 | NGS-10 | NGS-12 | NGS-15 |
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方 式 | 熱風循環換気式 | ||
内寸法(mm) | (H)900×(W)700×(D)700 | (H)1100×(W)1500×(D)800 | (H)1600×(W)1100×(D)800 |
外寸法(mm) | (H)1390+520(制御盤) × (W)980 × (D)780+89(ハンドル部) | (H)1590+520(制御盤) × (W)1780 × (D)880+89(ハンドル部) | (H)1900+520(制御盤) × (W)1380 × (D)880+89(ハンドル部) |
電 源 | 3相交流200V50Hz/60Hz | ||
最大消費電力 | 10.4kW | 12.4kW | 15.4kW |
電流値 | 約32A | 約38A | 約47A |
最高使用温度 | MAX200℃ | ||
ヒーター | 石英管遠赤外線ヒーター | ||
温度調節計 | デジタル温度調節計PID制御 | ||
温度センサ | 熱電対Kセンサ | ||
内装材質 | SUS430鋼板 | ||
外装材質 | SS鋼板に焼付け塗装:マンセル10G5/5.5 (オプションで指定色も賜ります) | ||
ドア | 観音開き2枚扉 | 観音開き4枚扉 | 観音開き2枚扉 |
断熱材 | グラスウール全面40mm | ||
棚 | 規格は3段付(段数増加はオプション)(注:棚アミはオプション) | ||
循環モータ | AC200V0.4kw3相4P 直結型 | ||
循環ファン | ステンレス製 プロペラファンφ450 4枚羽根 | ステンレス製 プロペラファンφ500 4枚羽根 | ステンレス製 プロペラファンφ500 4枚羽根 |
脚 | H=190mm | ||
機体総重量 | 約290kg | 約490kg | 約500kg |
温度設定範囲 | 0〜200℃まで |
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温度分布精度 | 空測定 炉内6ヶ所測定 設定温度に対して±10℃ |
温度上昇 | 常温〜200℃昇温まで35分(空の状態) |
ヒーター | ニクロム線石英ガラス管被覆による表面温度400℃以下 |
※性能測定条件:常温20℃、炉内処理物なし・熱風循環運転の場合
温度警報器 | 炉内に設置したK熱電対で炉内温度を監視し、炉内温度が設定した温度以上に上昇した際、ヒーター回路・循環ファン回路を遮断 加熱対象・本設備の保護を目的とします。 |
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漏電遮断器 | 漏電・過電流が発生した際、上記回路の電源供給を遮断 感電事故・火災事故の防止を目的とします。 |
サーキットプロテクタ | 制御回路内で(ヒーター回路・循環ファン回路を除く)過電流が発生した際、上記回路の電源供給を遮断 盤内機器・配線を保護し、盤内発火事故の防止を目的とします。 |
電磁開閉器 | 循環ファンモータに過負荷が発生した際、電源供給を遮断 循環ファンモータの保護を目的とします。 |
7セグメント表示器 | 通常運転時の稼働状態及び異常発生時の異常状態を、各コードにて表示します。 |
記録計 | 炉内6点を温度記録します。 ペーパーレスタイプと ペーパータイプの2種用意 | ヒーター断線警報器 | ヒーターが断線した時に報知する機能 ※運転は止まりません。 |
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運搬台車 | 処理台車を運搬するための台車 | 扉開閉検知 | 運転中に扉を開けた時に報知する機能。 |
処理台車 | 棚アミを載せ処理台車ごと炉に入れ熱処理するための台車 | 積層信号灯 | 運転中・処理終了や異常などの稼働状況が目視可能です。 |
棚アミ | ワークを入れるためのカゴ(ワークの形状・質量をお伝えください) | 放爆扉 | 放爆口を本体上部に設け圧力を逃がす構造。 作動すると本体緊急停止します。 |
塗色指定 | 焼付け塗装色を指定できます (マンセルにて指定してください) | 寸法指定 | 炉内寸法を 指定することができます。 |
※その他、ご要望をお知らせいただければ検討致します。
※性能向上のため予告なしに寸法以外の仕様を変更させていただく場合がありますが、ご了承ください。
●機種選定の際は、予め処理物の材質・形状(サイズ)や本体と隣接する機器との隙間を考慮した上で選定してください。
●棚の段数は、オプションで増減可能ですが温度分布に障害を起こす場合があります。
●オプションで記録計を追加する際は、ログポイント(記録点の位置・点数)を指定してください。
●標準寸法以外をご希望の際は、炉内の有効寸法をお知らせください。
●常時150℃以上でご使用の場合は、断熱部を80ミリに変更することをお勧め致します。